AC療法のCINV予防でDay 2–3のデキサメタゾンは省略できる?―オランザピン併用時の考え方

本記事は、がん薬物療法に携わる医療従事者を対象としています。実際の投与は、最新の電子添文、ガイドライン、院内レジメン、患者背景を確認して判断してください。

目次

臨床疑問:AC療法の翌日以降もデキサメタゾンは必要か

アントラサイクリンとシクロホスファミドを組み合わせたAC療法は、高度催吐性リスクに分類されます。

そのため、CINV(chemotherapy-induced nausea and vomiting:化学療法誘発性悪心・嘔吐)予防では、以前からデキサメタゾンをDay 1だけでなくDay 2–3にも投与する処方が使われてきました。

一方、現在は、

  • 5-HT3受容体拮抗薬
  • NK1受容体拮抗薬
  • デキサメタゾン
  • オランザピン

を組み合わせた4剤併用療法が推奨されています。

では、オランザピンを併用すれば、Day 2–3のデキサメタゾンは省略できるのでしょうか。

先に結論を示すと、乳癌のAC療法では、デキサメタゾンをDay 1のみとし、Day 2–3をルーチンに投与しない方法は十分に妥当です。 日本癌治療学会ガイドラインは、特にAC療法でデキサメタゾンの投与期間を1日に短縮することを提案しています。MASCC/ESMOも、AC療法ではDay 1を超えてデキサメタゾンを投与する必要はないとしています。[1,2]

ただし、ここで一つ区別しておきたい点があります。

AC療法におけるデキサメタゾン短期化の根拠は、主にオランザピンを含まない3剤併用療法で確立されました。

したがって、「オランザピンがDay 2–3のデキサメタゾンを置き換えた」と単純に考えるのではなく、次のように整理するのが正確です。

AC療法では、パロノセトロンとNK1受容体拮抗薬を適切に組み合わせれば、もともとデキサメタゾンをDay 1のみに短縮できる根拠があります。現在はそこへオランザピンを加えることで、特に悪心の制御をさらに強化する考え方です。

結論の要点

  • 乳癌のAC療法では、Day 2–3のデキサメタゾンはルーチンに投与しなくてよい
  • 日本癌治療学会2023年版は、高度催吐性リスクのうち特にAC療法で、デキサメタゾンをDay 1のみに短縮することを提案している
  • MASCC/ESMO 2023 updateも、AC療法ではDay 1を超えるデキサメタゾンは不要としている
  • デキサメタゾン短期化を直接比較した主要試験では、主にパロノセトロンとNK1受容体拮抗薬が使用され、オランザピンは含まれていない
  • 2025年の国内AC第III相試験では、Day 1のみのデキサメタゾンを含む3剤併用療法にオランザピン5 mgを追加し、CINV制御が改善した
  • ただし、この試験はDay 1投与とDay 1–3投与のデキサメタゾンを直接比較したものではない
  • 「オランザピンがデキサメタゾンの代替」と考えるのではなく、「AC療法ではデキサメタゾンを短期化し、オランザピンで4剤併用療法を完成させる」と捉える
  • 前サイクルの遅発期CINVが制御不良だった患者では、Day 2–3のデキサメタゾン追加を含め、次サイクルの制吐療法を個別に再設計する

ガイドラインはDay 2–3の省略をどう位置づけているか

主要ガイドラインの位置づけをまとめると、以下のようになります。

ガイドラインAC療法におけるデキサメタゾンオランザピンの位置づけ
日本癌治療学会 2023年版高度催吐性リスク、特にAC療法では、投与期間をDay 1のみに短縮することを提案高度催吐性リスクの3剤併用療法への追加・併用を推奨
MASCC/ESMO 2023 updateAC療法ではDay 1を超えるデキサメタゾンは不要AC療法を含む高度催吐性リスクで、4剤併用療法の構成薬として推奨
ASCO 2020 updateAC療法ではデキサメタゾンはDay 1のみDay 1の4剤併用療法に含め、Day 2–4も継続

日本癌治療学会2023年版では、「高度催吐性リスクの抗悪性腫瘍薬による悪心・嘔吐予防において、特にAC療法ではデキサメタゾンの投与期間を1日に短縮すること」を提案しています。推奨の強さは2、エビデンスの確実性はBです。[1]

つまり、「必ずDay 2–3を省略しなければならない」という強い推奨ではありませんが、AC療法ではDay 1のみが標準的な選択肢として認められていると考えてよい位置づけです。

また、MASCC/ESMO 2023 updateは、AC療法ではDay 1を超えてデキサメタゾンを投与する必要はないと、より明確に述べています。[2]

ここで重要なのは、同じ高度催吐性リスクでも、AC療法とシスプラチン療法を同じように扱わないことです。

AC療法ではデキサメタゾン短期化の根拠が比較的そろっています。一方、シスプラチンを含む非AC高度催吐性療法では、デキサメタゾンの投与期間を短縮できるかについて、より慎重な判断が必要です。

デキサメタゾンをDay 1のみにできる根拠

国内第II相試験:Day 1のみとDay 1–3で大きな差はなかった

Kosakaらは、アントラサイクリンとシクロホスファミドを含む治療を受ける日本人乳癌患者80例を対象に、デキサメタゾンをDay 1–3に投与する群と、Day 1のみに投与する群を比較しました。[4]

全例で、パロノセトロンとアプレピタントを併用しています。

主な結果は以下のとおりです。

評価項目デキサメタゾン Day 1–3デキサメタゾン Day 1のみ
全期間の完全奏効率82.9%82.1%
遅発期の完全奏効率87.8%94.9%
全期間の完全制御率48.8%61.5%

完全奏効は「嘔吐なし、かつレスキュー薬の使用なし」、完全制御はそれに加えて「中等度以上の悪心なし」と定義されています。

各評価項目に有意差はなく、Day 1のみでもDay 1–3と同程度の制吐効果が期待できることが示唆されました。

ただし、単施設の第II相試験で、症例数は80例です。数字だけを見て「Day 1のみの方が優れている」と結論づけることはできません。

国内第III相試験:全体では非劣性、ACサブグループでも短期化を支持

Itoらの多施設共同、ランダム化、二重盲検第III相試験では、シスプラチンまたはAC療法を受ける396例を対象に、デキサメタゾンDay 1–3投与とDay 1のみの投与を比較しました。[5]

全例でパロノセトロンとNK1受容体拮抗薬を併用しています。

全期間の完全奏効率は、Day 1–3群46.9%、Day 1群44.0%で、事前に設定された非劣性基準を満たしました。

ただし、サブグループ解析では、

  • AC療法ではDay 1のみの非劣性が確認された
  • シスプラチン療法では非劣性が確認されなかった

という違いがありました。[2,5]

この結果は、「高度催吐性リスクならすべてデキサメタゾンをDay 1のみにできる」という意味ではありません。デキサメタゾン短期化を最も適用しやすいのはAC療法であることが重要です。

2024年のメタ解析でも、AC療法では大きな差を認めなかった

2024年に報告された10試験、2234例のシステマティックレビュー・メタ解析では、デキサメタゾン単日投与と複数日投与の間で、急性期、遅発期、全期間の完全奏効率に差は認められませんでした。完全制御、悪心なし、嘔吐なし、レスキュー薬なしについても明らかな差はありませんでした。[6]

また、AC療法を対象とした試験と、中等度催吐性リスクを対象とした試験の間にも、結果の違いは認められませんでした。

日本癌治療学会ガイドライン作成に伴うシステマティックレビューでも、NK1受容体拮抗薬とパロノセトロンを併用したデキサメタゾン短期化は、AC療法に限ればCINV予防に使用可能と結論づけられています。[7]

オランザピンを併用すると、根拠はどう変わるか

デキサメタゾン短期化の主要試験にオランザピンは入っていない

ここが、この記事で最も大切な点です。

Kosaka試験とIto試験では、パロノセトロン、NK1受容体拮抗薬、デキサメタゾンを用いていますが、オランザピンは使用されていません。[4,5]

つまり、AC療法でDay 2–3のデキサメタゾンを省略できる根拠は、オランザピンの追加によって初めて成立したわけではありません。

オランザピンは、Day 2–3のデキサメタゾンを単純に置き換える薬ではなく、異なる受容体へ作用して、特に制御が難しい悪心を補強する薬と考えます。

2025年の国内AC第III相試験は、実際的な4剤併用療法を示した

2025年、乳癌に対して外来でAC療法を受ける女性500例を対象とした、国内多施設共同、ランダム化、二重盲検、プラセボ対照第III相試験が報告されました。[8]

全例が以下の制吐療法を受けています。

  • パロノセトロン0.75 mg:Day 1
  • アプレピタントまたはホスアプレピタント:Day 1から各薬剤の規定スケジュール
  • デキサメタゾン9.9 mg静注:Day 1のみ

そのうえで、オランザピン5 mgまたはプラセボをDay 1–4に投与しました。

全期間の完全奏効率は、オランザピン群58.1%、プラセボ群35.5%で、オランザピン群が有意に良好でした。[8]

この試験の重要な点は、Day 2–3のデキサメタゾンを投与しない4剤併用療法が、国内の外来AC療法で実際に検証されたことです。

一方、この試験が比較したのはオランザピンとプラセボです。デキサメタゾンDay 1のみとDay 1–3を直接比較した試験ではありません。

したがって、この結果から、

オランザピンを投与すれば、どの患者でもデキサメタゾンDay 2–3を安全に置き換えられる

とまでは言えません。

より正確には、

AC療法ではデキサメタゾンをDay 1のみに短縮できる既存の根拠があり、そのうえでオランザピン5 mgを含む4剤併用療法の有効性が国内第III相試験で確認された

と解釈します。

dose-dense ACでも使用できるか

2026年には、dose-dense AC療法を受ける乳癌患者30例を対象に、デキサメタゾンをDay 1のみとし、オランザピン5 mgをDay 1–4に投与した単施設前向き試験が報告されました。[9]

遅発期の完全奏効率は63%でした。一方、悪心をまったく認めず、嘔吐もレスキュー薬使用もなかった遅発期のtotal control率は36.6%で、中等度から高度の日中の眠気は40%に認められました。

この結果は、dose-dense ACでもオランザピンを含むデキサメタゾン短期化が実施可能であることを支持します。しかし、単群30例の探索的試験であり、全患者の悪心を十分に制御できたわけでもありません。

オランザピンを加えても、遅発期の悪心が残る患者はいます。デキサメタゾンを省略できることと、CINVが完全に消失することは同じではありません。

実際の処方はどう組み立てるか

乳癌のAC療法でオランザピンを使用する場合、基本形は次のように考えられます。

投与日基本となる制吐療法
Day 15-HT3受容体拮抗薬+NK1受容体拮抗薬+デキサメタゾン+オランザピン
Day 2オランザピン。アプレピタントを使用した場合は規定どおり継続。デキサメタゾンはルーチンには投与しない
Day 3オランザピン。アプレピタントを使用した場合は規定どおり継続。デキサメタゾンはルーチンには投与しない
Day 4オランザピン。デキサメタゾンはルーチンには投与しない

NK1受容体拮抗薬の投与日数は、アプレピタント、ホスアプレピタント、ホスネツピタントなど、選択した薬剤によって異なります。

また、デキサメタゾン短期化の直接的なエビデンスは、主にパロノセトロンとの併用で得られています。2024年のAC療法を対象としたネットワークメタ解析でも、デキサメタゾンをDay 1のみにする場合は、第1世代5-HT3受容体拮抗薬よりパロノセトロンを選ぶことが支持されています。[10]

したがって、例えばグラニセトロンをDay 1に1回投与し、デキサメタゾンもDay 1のみとする処方は、パロノセトロンを用いた主要試験と同じ根拠ではありません。

どの患者でも機械的に省略してよいわけではない

初回治療ではDay 1のみを基本に考えやすい

標準的な乳癌AC療法で、パロノセトロン、NK1受容体拮抗薬、オランザピンを適切に組み合わせるのであれば、初回からデキサメタゾンをDay 1のみにすることは十分に合理的です。

特に、以下の患者では、不要なステロイド曝露を減らす意義が大きくなります。

  • 糖尿病または耐糖能異常がある
  • デキサメタゾンで不眠が強い
  • 気分変化、焦燥感、落ち着かなさが出やすい
  • 胃部不快感や食欲亢進が問題となる
  • dose-dense ACなど、短い間隔で反復投与する

ただし、短期化試験全体では、安全性が一貫して明確に改善したとまでは言えません。[5,6]

デキサメタゾンには制吐作用だけでなく、一時的に食欲や倦怠感を改善する側面もあります。Ito試験では、Day 1–3群でほてりや振戦が多かった一方、Day 1群では食欲不振、抑うつ、倦怠感が多く認められました。[5]

したがって、デキサメタゾンを減らせば必ず患者の体調が良くなる、と単純には考えません。

前サイクルで遅発期CINVが残った患者は再設計する

Day 2–3のデキサメタゾンを省略した患者で、前サイクルに遅発期の悪心・嘔吐が残った場合は、次サイクルも同じ処方をそのまま繰り返さない方がよいでしょう。

まず確認したいのは以下です。

  • オランザピンを指示どおり服用できていたか
  • アプレピタントのDay 2–3を飲み忘れていないか
  • 急性期から悪心が始まっていなかったか
  • 嘔吐だけでなく、悪心の程度を確認できているか
  • レスキュー薬を使用するタイミングは適切だったか
  • 便秘、胃食道逆流、疼痛、オピオイド、感染症など、CINV以外の原因はないか
  • 予測性悪心が加わっていないか

そのうえで、

  • Day 2–3のデキサメタゾンを追加する
  • オランザピンの服用状況、用量、投与時刻を見直す
  • レスキュー薬を異なる作用機序の薬剤へ変更・追加する
  • 悪心が出る前にレスキュー薬を使用できる計画にする

などを個別に検討します。

Day 2–3のデキサメタゾンは「全員に必要な定期薬」ではありませんが、前サイクルの制御不良例へ追加する選択肢まで否定されるわけではありません。

オランザピンを使用できない患者ではどうするか

傾眠、ふらつき、転倒リスク、中枢神経抑制薬の併用などから、オランザピンを使用しにくい患者もいます。

その場合でも、AC療法におけるデキサメタゾンDay 1のみの根拠は、パロノセトロンとNK1受容体拮抗薬を併用した試験から得られています。[4,5]

したがって、「オランザピンを使わないなら、必ずデキサメタゾンをDay 2–3に戻す」とは限りません。

一方、オランザピンを使用しないことで、とくに悪心の制御が弱くなる可能性があります。過去のCINV、年齢、乗り物酔い歴、妊娠時の悪心・嘔吐歴、飲酒習慣などを踏まえ、患者ごとに判断します。

処方監査では何を確認するか

処方監査チェックリスト

  • AC療法を高度催吐性リスクとして扱っているか
  • 5-HT3受容体拮抗薬、NK1受容体拮抗薬、デキサメタゾン、オランザピンの4剤がそろっているか、未使用薬があれば理由は明確か
  • デキサメタゾン短期化に用いる5-HT3受容体拮抗薬の選択は妥当か
  • アプレピタントなど、Day 2–3にも投与が必要な薬剤が処方されているか
  • オランザピンの用量、投与時刻、投与日数は適切か
  • 傾眠、ふらつき、転倒、帰宅方法、自動車運転について確認したか
  • 糖尿病、血糖値、不眠、精神症状など、ステロイド関連リスクを確認したか
  • 前サイクルの急性期と遅発期を分けて評価したか
  • 嘔吐の有無だけでなく、悪心の程度を患者本人に確認したか
  • レスキュー薬と使用方法が具体的に決まっているか

「吐いていない」だけでCINV良好と判断しない

AC療法では、嘔吐がなくても悪心が長く残ることがあります。

臨床試験でよく使用される完全奏効は、「嘔吐なし、レスキュー薬なし」という評価です。患者が数日間ずっと気持ち悪くても、嘔吐せずレスキュー薬を使わなければ完全奏効に含まれることがあります。

そのため、次サイクル前には、

  • 何日目に悪心が強かったか
  • 食事や水分をどの程度摂れたか
  • 横になっている時間が増えたか
  • レスキュー薬をなぜ使わなかったのか
  • オランザピンによる眠気は許容できたか

まで確認します。

デキサメタゾンをDay 1のみにする場合ほど、Day 2–4の患者報告を丁寧に拾うことが重要です。

まとめ:AC療法ではDay 1のみを基本に、前サイクルの結果で個別化する

乳癌のAC療法では、CINV予防のデキサメタゾンをDay 1のみとし、Day 2–3を省略する方法は、国内外のガイドラインと比較試験から支持されています。

その根拠は、主にパロノセトロンとNK1受容体拮抗薬を組み合わせた、オランザピンを含まない3剤併用療法で確立されました。

現在は、AC療法に対してオランザピンを加えた4剤併用療法が推奨されています。2025年の国内第III相試験では、デキサメタゾンをDay 1のみにしたうえでオランザピン5 mgをDay 1–4に追加し、CINV制御が改善しました。

したがって、実臨床では、

Day 1は5-HT3受容体拮抗薬、NK1受容体拮抗薬、デキサメタゾン、オランザピンの4剤を使用し、Day 2–4はオランザピンを中心に遅発期をカバーする。デキサメタゾンはルーチンに継続せず、前サイクルのCINVと患者背景に応じて追加を検討する。

という考え方が実践的です。

オランザピンは、Day 2–3のデキサメタゾンを単純に置き換える薬ではありません。しかし、デキサメタゾンを必要以上に継続せず、異なる作用機序を組み合わせてCINVを予防する現在のAC療法では、重要な構成薬です。

「高度催吐性だからデキサメタゾンを何日も使う」と固定せず、AC療法か、シスプラチン療法か、どの制吐薬を組み合わせるか、前サイクルの悪心はどうだったかまで確認して判断します。

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参考文献

  1. Iihara H, et al. 2023 Japan Society of Clinical Oncology clinical practice guidelines update for antiemesis. Int J Clin Oncol. 2024;29:873–888. doi:10.1007/s10147-024-02535-x.
  2. Herrstedt J, et al. 2023 updated MASCC/ESMO consensus recommendations: prevention of nausea and vomiting following high-emetic-risk antineoplastic agents. Support Care Cancer. 2024;32:47. doi:10.1007/s00520-023-08221-4.
  3. Hesketh PJ, et al. Antiemetics: ASCO Guideline Update. J Clin Oncol. 2020;38(24):2782–2797. doi:10.1200/JCO.20.01296.
  4. Kosaka Y, et al. Phase II randomized, controlled trial of 1 day versus 3 days of dexamethasone combined with palonosetron and aprepitant to prevent nausea and vomiting in Japanese breast cancer patients receiving anthracycline-based chemotherapy. Support Care Cancer. 2016;24(3):1405–1411. doi:10.1007/s00520-015-2905-4.
  5. Ito Y, et al. Placebo-Controlled, Double-Blinded Phase III Study Comparing Dexamethasone on Day 1 With Dexamethasone on Days 1 to 3 With Combined Neurokinin-1 Receptor Antagonist and Palonosetron in High-Emetogenic Chemotherapy. J Clin Oncol. 2018;36(10):1000–1006. doi:10.1200/JCO.2017.74.4375.
  6. Chow R, et al. Multi-day vs single-day dexamethasone for the prophylaxis of chemotherapy-induced nausea and vomiting: systematic review and meta-analysis. Support Care Cancer. 2024;32:736. doi:10.1007/s00520-024-08934-0.
  7. Yokomizo A, et al. Efficacy and safety of dexamethasone sparing for the prevention of nausea and vomiting associated with highly emetogenic risk antineoplastic agents: a systematic review and meta-analysis of the Clinical Practice Guidelines for Antiemesis 2023 from the Japan Society of Clinical Oncology. Int J Clin Oncol. 2024;29:1632–1640. doi:10.1007/s10147-024-02624-x.
  8. Saito M, et al. Overall efficacy and safety of olanzapine 5 mg added to triplet antiemetics for an anthracycline-containing regimen in patients with breast cancer: a phase 3, double-blind, randomised, placebo-controlled trial. Lancet Oncol. 2025;26(7):960–970. doi:10.1016/S1470-2045(25)00233-5.
  9. Tada M, et al. Efficacy of olanzapine for prophylaxis of delayed chemotherapy-induced nausea and vomiting in patients with breast cancer receiving dose-dense AC with a steroid-sparing regimen: a single-center pilot study. BMC Cancer. 2026;26:625. doi:10.1186/s12885-026-15962-y.
  10. Watanabe D, et al. Dexamethasone-sparing strategies in anthracycline and cyclophosphamide-based chemotherapy with a focus on 5-HT3 receptor antagonists: a network meta-analysis. Front Oncol. 2024;14:1414037. doi:10.3389/fonc.2024.1414037.

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この記事を書いた人

大学病院勤務18年目の病院薬剤師。

血液腫瘍、がん薬物療法、免疫チェックポイント阻害薬(irAE)、レジメン管理などを中心に、日々の臨床に携わっています。

このブログでは、知識を得るだけでなく、「なぜそう考えるのか」そして「どう臨床で活かすか」を大切にしています。

教科書や添付文書だけでは分かりにくい臨床での思考過程、論文の読み解き方、新薬・レジメンの実践的なポイントなどを、病院薬剤師の視点から分かりやすく発信しています。

【資格】

日本病院薬剤師会 病院薬学認定薬剤師
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日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療専門薬剤師

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